ご挨拶
令和3年5月15日、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟に加盟を承認され全国で276番目、近畿地区で42番目、和歌山県では9番目となるユネスコ協会として活動を始めました。
平成16年7月7日に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録がなされてより念願であった本会の発足を迎えましたことは、地域の皆様のお力添えあってこそと感謝申し上げます。
発足当初から新型コロナウィルス感染症という試練に直面する中、令和4年より本格的な活動に取り組むことが可能となり、3月24日にウクライナ侵攻1か月を迎えた日、世界遺産の社寺高野山金剛峯寺他のご賛同をいただき「平和の鐘を鳴らす」等、 地域全体で一日も早い戦争の終結を祈りました。
そして、令和4年6月25日には延期しておりました発足記念大会を、1周年記念大会として開催致しました。 今後は、神仏共存の聖地高野山に立地する協会として、 文化と教育で世界平和を実現させるユネスコの理念に基づいて、教育委員会のご指導ご支援もいただき、この世界遺産の保全啓発活動を進めて参りたいと存じます。
また、身体に障害を持つ人々の救済にその生涯を捧げられた大石順教尼の記念館の館長を務められていた、 発足時の初代会長故萱野氏の思いを引き続いで参りたいと存じます。 ひとりでも多くの方にご入会いただくことが力となります。会員相互の親睦活動としても、ユネスコ協会ならではの世界遺産を特別参観する旅行等や講演会も企画実施しておりますので、ご入会をお待ち申し上げます。
伊都・高野山ユネスコ協会
会長 丹生晃市