ユネスコとは

ユネスコとは

「ユネスコ」は国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization)の頭文字「UNESCO」を呼んだ略称です。

教育、科学、文化、コミュニケーションの分野で世界の人々の協力によって、世界の平和と人類共通の福祉に貢献することを目的として、1946年(昭和21年)国連の専門機関の一つとして設立されました。 本部をパリに置き、2005年4月現在で191カ国が加盟。日本は1951年(昭和26年)に加盟しました。

民間ユネスコ協会設立経緯

終戦後まもなくの1946年の秋のことでした。
8年間戦時中滞米し、米国から日本への送還船の中で、太平洋荒波に揺られていた京都のある教育者がいました。
後の同志社大学総長湯浅八郎氏です。

平和の大切さを痛感した彼は、帰国後直ちに ユネスコ精神の必要性を知友の有力者に相談しました。
その息吹は京都から芦屋経由仙台へ伝わり、日本で 最初のユネスコ協会(協力会)が1947年に仙台の地にて産声をあげました。

日本国が国連に加盟できたのは それから9年後の1956年のことでした。 民間主導で始まったユネスコ活動は、日本の国連加盟 を後押し、日本国が占領軍から解放されてすぐ、2ヶ月後の1952年、昭和27年6月21日付け法律第207号ユネスコ活動に関する法律第1章第四条 (国及び地方公共団体の活動)にサポートされながら全国で270余の団体が活動しています。

その指導的立場である公益社団法人日本ユネスコ協会連盟に、2021年5月15日加盟承認され私達の伊都・高野山 ユネスコ協会が発足しました。

ユネスコの役割

①人々がお互いを知り、理解することを促進する国際的な交流活動
国境を越えた交流を通じて、お互いの風習や文化を学び合い、相互理解を深めています。

②教育の普及発展に向けて、世界各国と協力すること
10億人に上る世界の非識字者が教育の機会を得られるよう、識字教育活動の支援を行っています。

③世界の文化遺産の保存
地球上の貴重な文化財や自然環境を、人類共通の遺産として守る活動に取り組んでいます。

UNESCOの関わり

当協会が所属する日本ユネスコ協会連盟は、UNESCO憲章の理念に共鳴し、二度と戦争を起こさないために、戦争をしない人間を作る教育、お互いを理解するための文化を守る活動を行っています。
なお、UNESCOや日本ユネスコ国内委員会と協力して活動していますが、政府や国際機関の下部組織ではなく財政を含めて独立した「民間組織」です。連盟を構成する全国のユネスコ協会は、地域でさまざまな活動を展開しながら全国的な民間ユネスコ運動の基盤となっています。